土地・四季・品種・直送 ― 雲仙の本榊が、神棚の緑として長く美しく在り続けるための、私たちの揺るぎない指針です。
長崎・雲仙普賢岳の麓には、火山活動が幾重にも積み上げた肥沃なミネラル層があります。水はけの良い赤土と、有明海から立ち上る朝霧。この地形が、他のどこでも再現できない本榊の風味と艶を生み出します。
標高300m前後の丘陵地に植えられた本榊は、昼夜の寒暖差を浴びて葉肉が締まり、色素が深まります。一本ずつ手作業で芽を整え、虫食いや日焼けを起こした葉は剪定の段階で取り除いています。
輸入された榊は、収穫から店頭までの長い時間で、本来の艶や張りを失ってしまいます。雲仙花苑の本榊は、日本の風土に根ざして育ち、四季それぞれの表情を宿しています。
春は若葉の柔らかな黄緑、夏は深く濃い緑、秋には葉の縁に微かな赤みが差し、冬は艶を増して厳かな佇まいに。神棚にお供えする一対が、一年を通じて同じではないこと ― それが、本物の本榊を選ぶ意味でもあります。
各季節ごとに最も葉色が美しい個体を選別して出荷しています。神事や祝いの場、ご家庭の神棚 ― それぞれの場にふさわしい一対を、その時期の最良で。
市場で「榊」として販売されているもののうち、その多くは中国・台湾原産のヒサカキです。葉が小さくギザギザがあり、本来の本榊(Cleyera japonica)とは別の樹種です。
私たちは、希少な国産本榊のみを専門に育成しています。葉の縁が滑らかで、肉厚、楕円のフォルム ― 神事に古来用いられてきた本物の榊を、確かな出どころと共にお届けします。
圃場の品種管理は徹底しており、出荷ごとに樹齢・産地・栽培管理の記録を保存。法人・寺社のお客様には、栽培証明書の発行も承っています。
市場・問屋を介する流通では、収穫から店頭まで数日を要します。さらに花屋さんが仕入れてからも並べられるために日数が重なり、お手元に届く頃にはそれ以上の時間が経過していることも珍しくありません。雲仙花苑では、ご注文を受けてから収穫し、収穫当日から三日以内に梱包・発送。お客様の元には朝摘みの瑞々しさのまま到着します。
収穫は早朝、葉に朝露が残る時間帯。日が高くなる前に切り取ることで、葉の水分量を最大限に保ちます。切り口にはすぐに水揚げ処理を施し、宅配便で全国へお届けします。
お客様からは「神棚の榊立てに置いた瞬間、香りが違う」「これまでの榊は何だったのか」とのお声を多くいただいています。一度試したら戻れない、雲仙の本榊の鮮度を、ぜひご体験ください。